植民地分割の原則確認
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 03:19 UTC 版)
「ベルリン会議 (アフリカ分割)」の記事における「植民地分割の原則確認」の解説
第6章において、アフリカ沿岸部における植民地化の原則が確認された。以下に示すのはその原則の根幹となる2つの条項である。 占領が認められる条件はヨーロッパ人の活動(通交・交易)を保障できる実効支配が行われていることが必要である。 ある地域を最初に占領した国がその地域の領有権をもつという先占権をもつ。(沿岸部を占領した国が内陸部の併合も認められる) この協定の締結以後、アフリカを植民地化する場合は、ベルリン協定調印諸国にその内容を通告し、会議で確認された原則を遵守することが求められた。この会議を契機として列強のアフリカ分割は本格化し、列強間の調整を通じた地図上での植民地分割が行われていった。
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