植木算エラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 16:40 UTC 版)
「Off-by-oneエラー」の記事における「植木算エラー」の解説
植木算エラーはoff-by-oneエラーの一種であり、「支柱(fencepost)エラー」、「電柱(telegraph pole)エラー」、「電灯(lamp-post)エラー」とも呼ばれる。このエラーは以下の問題で説明される。 100メートルのフェンスを作り、10メートルごとにフェンスの支柱を立てる場合、必要な支柱の本数は何本か? 直感的に考えると、100÷10=10であるため10本という答えになるが、これは誤りである。フェンスは10の区間に区切られるが、支柱は11本必要となる。 また、稀に、入力値に予期しない規則性があった場合のエラーが"植木算エラー"と呼ばれることもある。これは、例えば理論上は効率が良いはずの二分木やハッシュ関数が特定の入力によってまるでだめになってしまうことを指している。このエラーは、アルゴリズムに期待されている振る舞いと最悪の場合の振る舞いとの差によって発生する。
※この「植木算エラー」の解説は、「Off-by-oneエラー」の解説の一部です。
「植木算エラー」を含む「Off-by-oneエラー」の記事については、「Off-by-oneエラー」の概要を参照ください。
- 植木算エラーのページへのリンク