森町大火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:45 UTC 版)
1961年(昭和36年)10月23日、森町始まって以来、戦後道内では4番目の大火があった。 出火元は市街地中心の飲食店「お富」で、客の投げ捨てたタバコによるものである。 火災を拡大させた原因は、出火が真夜中であり通報が遅れたこと、建物が密集している市街地であったこと、風が強かったことに加え、町内に大火の前例がないため消防設備等の対策がなかったことである。そのため、最終的に長万部町や函館市など11市町村から応援に駆け付けたものの、消防署や銀行、病院、工場など町の主要施設が焼失することとなり、その被害は市街地の約三分の一を占めた。 住宅を無くした町民は応急仮設住宅が完成する12月1日までは森小学校・森中学校や各保育所を避難所とし、厳冬を目前にした復興事業は5ヵ年を要した。
※この「森町大火」の解説は、「森町 (北海道)」の解説の一部です。
「森町大火」を含む「森町 (北海道)」の記事については、「森町 (北海道)」の概要を参照ください。
- 森町大火のページへのリンク