桟瓦とは? わかりやすく解説

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桟瓦(さん がわら)

和型瓦や和瓦と呼ばれている日本独特の瓦で、左側小さいうねりがあることが、ちょうど障子似ていることから、桟瓦と呼ばれている。瓦がわが国伝来してから約1000年もの間、瓦葺き寺社建築城郭建築限られてきた。
これは平瓦丸瓦による本瓦葺きは、重量がありそれを支え建築にもそれなりの配慮求められた。そのため瓦葺きができる建物には制約出てくる。こうした問題解決するために出てきたのが、平瓦丸瓦一体化させるといったアイデアである。1600年代登場したのがローソク桟瓦呼ばれるのである初期ローソク桟瓦は、京都大徳寺東司便所)や大光寺正受院表門などに遺されている。
桟瓦を発明したのは西村半兵衛で、三井寺の瓦工として10年歳月費やして作りだしたと言われている。しかし彼が発明したのが現在見られるような桟瓦であったのか、ローソク桟瓦であったかは定かではない。また彼は軽量の瓦を開発するため江戸火除け瓦を見に行き、これをヒントに桟瓦を開発したとも言われている。当時この桟瓦を関東では江戸葺瓦関西では簡略瓦呼ばれていた。
ローソク桟瓦上下重ね合わせるため、平瓦に付けられた丸瓦部分は下が大きく上を小さくなっている。ローソク桟瓦呼ばれるのもこの上下の大きさの違う円形丸瓦部分からきている。





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