校名問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 06:05 UTC 版)
「呉青山中学校・高等学校」の記事における「校名問題」の解説
呉青山中学校は当初、呉青山学院中学校という校名で開校した。これは同校の所在地に由来するものであったが、東京都にある学校法人青山学院は、学校法人清水ヶ丘学園に対して商標権の侵害及び不正競争行為であるとして名称の使用差し止めの訴訟を提起した。2001年7月、東京地方裁判所は清水ヶ丘学園側の「中学校のある地名を示しただけ」という主張を退け、「呉は広島の都市名として全国的に知られているが、広島県に青山という地域があることは知られておらず、名称全体では『青山学院』の部分が特に注意を引く」「青山学院は首都圏を中心に広く知られており、被告の名称は『青山学院と関連がある呉市の中学校』を連想させ、不正競争防止法2条1項2号に規定する不正競争行為に該当する。」として、清水ヶ丘学園が「青山学院」の文字を含めた学校名を使うことを(中学校名を英語やローマ字で表記することも)禁じる判決を言い渡した。この判決に対し、被告の清水ヶ丘学園は即日控訴したが、その後学園は、校名から「学院」を外し呉青山中学校に改称し、控訴を取り下げた。当時の清水ヶ丘学園理事長であった原田敬二は、本件の責任を取り理事長職を辞任した。
※この「校名問題」の解説は、「呉青山中学校・高等学校」の解説の一部です。
「校名問題」を含む「呉青山中学校・高等学校」の記事については、「呉青山中学校・高等学校」の概要を参照ください。
- 校名問題のページへのリンク