校名公表に至った理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:26 UTC 版)
「磐田西高等学校万引き事件」の記事における「校名公表に至った理由」の解説
静岡県監査委員は、2011年(平成23年)秋に磐田西高校の事案を把握した。校名公表について、2010年までは非公表を通例とし、他生徒への配慮からこれまで伏せられることが多かったが、磐田西高校の事案は2年続いて万引きや窃盗が起きたことを重くみて、同校の指導責任に問題があると判断された。 静岡県内の県立高校で非行事案にかかわった生徒数は2009年(平成21年度)で全体の1.13%だったが、磐田西高校では10.05%と突出して高く、教育現場に再発防止を求める必要があるとして校名公表に踏み切ったとしている。学校にも聞き取りをし、慎重に検討した上で学校名を公表したとされ、学校への影響はあるかもしれないが、公表できちんと各校に対応してもらうことが優先度が高いと考えたと監査委員はコメントした。 また静岡県内で増え続ける万引き事件と静岡県教育委員会の対応の甘さ・鈍い動きからも、異例の公表が必要という結論に達したと述べた。校名の公表には委員の中で議論もあったが、内容があまりに深刻で、公表することで万引きを軽く見る風潮に歯止めをかけ、再発防止を求める必要があると、4人の全委員の一致で公表に踏み切ることを決めた。
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