枚方の菊人形その後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 01:35 UTC 版)
「ひらかた大菊人形」の記事における「枚方の菊人形その後」の解説
2005年をもって100年近い歴史を閉じた「ひらかた大菊人形」ではあるが、枚方で菊人形を見ることができなくなったわけではない。かつてのような大掛かりな大菊人形展はなくなったが、翌年以後もひらかたパークでは菊人形の何体かを飾っている。また、「ひらかた大菊人形」が閉幕する以前から、枚方市が主催する講習会で市民ボランティアが菊人形作りを学んでおり、閉幕した翌年の2006年4月に「ひらかた市民菊人形の会」が市民ボランティアにより発足し、枚方市民会館前などで菊人形が飾られている。菊の季節には、市民が育てたたくさんの菊の花も市民会館周辺や京街道沿いに飾られている。このように、かつての民間遊園地の集客事業としての菊人形から、市民に根ざした地域文化として菊人形を存続させていく方向で、関係団体や市民が動いているのが現在の状況である。 2010年秋は、京阪電車開業100周年記念として、10月9日~11月28日の期間復活開催された。 2012年秋、ひらかたパーク開業100周年を記念して、10月6日から11月25日までの期間で「大菊人形祭」が復活した。この年の菊人形展では、竹と藁でつくった「胴殻」に、根の周りに水苔を巻いた菊をU字型に曲げて取り付ける、という伝統的な菊人形のほかに、「トピアリー菊人形」という新しい技術を使った菊人形も登場した。後者の場合、園芸用の支柱と針金で胴殻を作り、鉢植えの菊をそれに沿って育ててゆく、という手法を使っている。
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