松方正義と日田県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 21:53 UTC 版)
初代知事の松方正義は近代日本最初の孤児院とされる日田養育館(ひたよういくかん)を設置したほか、県内視察の際、海上交通の便を図れば別府の発展が期待されるとの発案から別府港を築港、今日日本一の温泉都市となった別府市・別府温泉の発展の礎を築いた。また、隣接する福岡藩から太政官札の偽札が県内に流れてきている事実を告発、その結果、福岡藩の大量偽札製造が明らかとなった。 このことが評価され、大久保利通の推挙で1870年(明治3年)閏10月3日に民部大丞に抜擢されて中央政界に進出し、のちに内閣総理大臣、元老に至った。 なお、最後の知事となった2代知事である野村盛秀は、廃藩置県後に新設された埼玉県の初代県令に就任している。
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