松方のコメント
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「素浪人 月影兵庫 (2007年のテレビドラマ)」の記事における「松方のコメント」の解説
本作の出演に当たって松方は、「おやじ殿(近衛十四郎)の十八番でしたから、やるのはつらいですよ。でも、僕なりに明るくやってます。」と大きなプレッシャーと葛藤があったことを正直に打ち明けている。3日間考え抜き、結局それを全て承知の上で引き受けたのは、テレビ朝日系連続時代劇が約半世紀の歴史に幕を降ろすという点に衝撃を受けたのが大きいという。そのため、松方が『素浪人 月影兵庫』関係のインタビューに応えた際には「(テレビ朝日系連続時代劇が)僕の時代で終わってしまうことは、先輩方に大変申し訳なく、切ない」と無念の思いを残している。松方は時代劇連続ドラマの未来を憂い、「諸先輩から受け継いだ時代劇の伝統を、若い役者につなぎたい。そのためにも、テレビ局は時代劇をたくさん作って」と役者を超えた立場で訴え続けた。テレビ朝日・東映の時代劇制作関係者も松方と気持ちは同じで、「今回をもって、連続時代劇は一旦終了」という風に表現しているが、時代劇をとりまく環境は確実に変化しており、東映がテレビ朝日と共同で手掛けるテレビ時代劇が今後また復活するかどうかについては不透明である。
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