松井康成とは? わかりやすく解説

松井康成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 01:45 UTC 版)

松井 康成(まつい こうせい、1927年昭和2年)5月20日 - 2003年平成15年)4月11日)は、日本の陶芸家。国の重要無形文化財「練上手」保持者(人間国宝)。本名、美明

経歴

長野県北佐久郡本牧村(現:佐久市)に生まれる。戦時中に茨城県笠間町(現:笠間市)に疎開する。

旧制神奈川県立平塚工業学校卒業後、笠間の奥田製陶所にて作陶技術を学ぶ。

明治大学文学部文学科在学中に前後し、木村武山の弟子・海老沢東丘に師事する。

大学卒業後は月崇寺の住職を継ぎ、1960年に境内に築窯。以降、古陶磁を幅広く研究し、作陶を続ける。1968年より田村耕一に師事し、練上手の技法向上に努めた。

1988年紫綬褒章受賞。1990年より、日本工芸会常任理事に就く。1993年重要無形文化財「練上手」保持者に認定される。2000年勲四等旭日小綬章受章。

2003年、 笠間にて死去、従五位に叙せられた。

長男・松井康陽が陶芸家として練上手を継いだ。

賞歴

  • 1969年(昭和44年) 第9回伝統工芸新作展奨励賞、第16回伝統工芸展初入選
  • 1971年(昭和46年) 第18回日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞
  • 1973年(昭和48年) 第2回日本陶芸展で秩父宮賜杯賞・最優秀作品賞
  • 1975年(昭和50年) 第22回日本工芸展NHK会長賞
  • 1990年(平成02年) 日本陶磁協会賞金賞

代表作

脚注

出典

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