東部戦線用の軍服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 22:14 UTC 版)
「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の記事における「東部戦線用の軍服」の解説
1941年6月にバルバロッサ作戦が発動され、ドイツ軍はソ連領へ侵攻を開始した。夏・秋と快進撃を続け、首都モスクワ目前まで迫ったドイツ軍だったが、1941年から1942年にかけての冬の厳寒で進軍が停止してしまった。最初の冬を迎える前のドイツ軍はロシアの厳寒を見くびっており、特別な防寒着を用意していなかった。ろくに道路が舗装されていないロシアの悪路のため補給も十分ではなかった。戦闘による欠落より凍傷やそれによる疾患で欠落する兵士の方が多くなるという始末になった。かくしてドイツ軍は1942年以降に冬の東部戦線用の防寒着や防寒具を本格的に開発していくことになる。 1941年12月、ロシアの雪と悪路に進軍を阻まれるドイツ軍。しかも兵士たちが普通のオーバーコートを着用しており、特別な防寒着を着用していない 冬季の応急迷彩(1941年ロシア)
※この「東部戦線用の軍服」の解説は、「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の解説の一部です。
「東部戦線用の軍服」を含む「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の記事については、「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の概要を参照ください。
- 東部戦線用の軍服のページへのリンク