東日本大震災による被災3県での移行延期とその問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:08 UTC 版)
「2011年問題 (日本のテレビジョン放送)」の記事における「東日本大震災による被災3県での移行延期とその問題」の解説
2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による被害に伴い、同年4月、総務省で被災3県(岩手・宮城・福島)での地上アナログ廃止を延期する方向で調整し同年4月20日に正式に発表され、後に岩手・宮城・福島における地上アナログテレビ放送終了期日は「2012年3月31日」とすることが正式決定された。 被災地に存在するテレビ・ラジオの放送設備では親局はすべて稼動しているが一部の中継局が被災しており、テレビ中継局63箇所(茨城23、宮城20、岩手16、山形2、福島2)とラジオ中継局2箇所(福島2)が停波中(同年3月15日10時現在)と総務省より同年3月15日に公表された。また震災によって地上デジタルテレビ放送の普及活動が停止している他、被災地域では難受信地域の共同アンテナの損壊や流失が起きており、これに伴う措置として総務省は7月24日に予定されていた地デジへの全面移行を岩手・宮城・福島の3県については半年から1年延期する方向で調整を開始、前述3県や関東地方、長野県で被災しデジタル・アナログ共に視聴できなくなった世帯や施設に対しては地デジ難視対策衛星放送を見られる様にした。
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