東勝原発電所
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上記の祖山発電所や北陸送電幹線の建設など第一期工事が終了した後、昭和電力では財界不況のため工事を中断していた。しかし1930年代後半になって景気が好転したことから、福井県を流れる九頭竜川水系の開発に着手した。 工事再開後最初の発電所が東勝原発電所(北緯35度57分41.2秒 東経136度36分39.3秒 / 北緯35.961444度 東経136.610917度 / 35.961444; 136.610917 (東勝原発電所))である。所在地は福井県大野郡五箇村東勝原(現・大野市東勝原)。1936年(昭和11年)10月に着工し、翌1937年(昭和12年)12月に竣工した。 九頭竜川支流の打波川から取水する水路式発電所であり、出力は2,610キロワット。その発生電力は大同電力西勝原発電所において同社へと供給された。日立製作所製のフランシス水車および交流発電機(容量3,000キロボルトアンペア、周波数60ヘルツ)各1台を備える。
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