東京電力福島第一原子力発電所事故の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 02:02 UTC 版)
「川内村」の記事における「東京電力福島第一原子力発電所事故の影響」の解説
福島第一原子力発電所事故において村全域が30 km圏内にあったため、2011年3月15日には村民に避難指示が出され、3月16日に川内村住民は郡山市への集団避難を余儀なくされた。4月22日には警戒区域と緊急時避難準備区域が設定された。9月30日には緊急時避難準備区域が解除され、2012年1月末に避難自治体のなかで最初に「帰村宣言」を発表した。2012年3月31日に警戒区域の解除により、避難指示解除準備区域と居住制限区域に再編された。空間線量は周辺の自治体に比べて低く、2012年段階で平均的な被ばく線量は年間1ミリシーベルトを下回ると報告された。2014年10月1日に避難指示解除準備区域が解除され、居住制限区域は避難指示解除準備区域に再編された。2017年までに80%以上の村民が帰還したが高齢が多く、若い世代の帰還率は全体より低い。高齢化のなか、震災後の生活習慣病が増加していることが報告された。2016年から2019年に採集された野生のキノコの76%で放射性セシウムが100 Bq/kg以上検出されている。
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