東ティモールの国会とは? わかりやすく解説

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国民議会 (東ティモール)

(東ティモールの国会 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 15:20 UTC 版)

国民議会
Parlamentu Nasionál
Parlamento Nacional
種類
種類
役職
議長
構成
定数 65
院内勢力
政権与党 (37)

野党 (28)

権限 東ティモール民主共和国憲法第3部第3章
選挙
比例代表制
前回選挙
2023年5月21日
議事堂
東ティモールディリ
ウェブサイト
PARLAMENTO NACIONAL
憲法
東ティモール共和国憲法

国民議会(こくみんぎかい、テトゥン語: Parlamentu Nasionál, ポルトガル語: Parlamento Nacional)は、東ティモール共和国一院制議会。独立とともにそれまで国連統治下での「制憲議会」から移行して発足した。

概要

  • 設置年:2002年
  • 任期:5年(解散あり)
  • 定数:65議席
  • 選挙制度:拘束名簿式比例代表制

最新の国会選挙

選挙の詳細は2023年東ティモール国民議会選挙英語版を参照。 

党派別議席数
党派 議席数
東ティモール再建国民会議(CNRT) 31
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) 19
民主党(PD) 6
クンツ(KHUNTO) 5
人民解放党(PLP) 4

2018年国民議会選挙

選挙の詳細は2018年東ティモール国民議会選挙英語版を参照。 

党派別議席数
党派 議席数
変化と進歩のための同盟
(東ティモール再建国民会議(CNRT)・
人民解放党(PLP)・クンツ(KHUNTO)の政党連合)
34
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) 23
民主党(PD) 7
民主開発フォーラム
(PUDD–東ティモール民主同盟(UDP)・
改革戦線(フレンティ・ムダンサ、FM)–PDNの政党連合)
3

2017年に選挙が行われ、東ティモール独立革命戦線(フレティリン)が第1党となったが、書記長のマリ・アルカティリが東ティモール再建国民会議のシャナナ・グスマンとの約束を破り首相となった。そのため、東ティモール再建国民会議と連立を組むことが出来なくなり、更には、他の政党とも組めなかったため、少数与党として政権運営をせざるを得ない状況となった。

その後、約束を破った影響によりシャナナ・グスマンの協力が得られず、野党が徹底抗戦したため、政府提出の法案二本がブロックされ、予算の成立も見込めない状況へと陥ってしまう。行政運営が行き詰まった状況を打開するために、2018年に選挙が行われた[1]

選挙の結果、変化と進歩のための同盟(東ティモール再建国民会議・人民解放党・クンツの3党連合)が第1党となり、全議席の半分以上を獲得し、東ティモール再建国民会議は、与党へと返り咲いた。

2017年国民議会選挙

選挙の詳細は2017年東ティモール国民議会選挙英語版を参照。 

党派別議席数
党派 議席数
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) 23
東ティモール再建国民会議(CNRT) 22
人民解放党(PLP) 8
民主党(PD) 7
クンツ(KHUNTO) 5

2012年国民議会選挙

選挙の詳細は2012年東ティモール国民議会選挙を参照。 

党派別議席数
党派 議席数
東ティモール再建国民会議(CNRT) 30
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) 25
民主党(PD) 8
改革戦線(フレンティ・ムダンサ) 2

2012年7月の国民議会選挙の結果、シャナナ・グスマン首相が率いる与党CNRTが65議席中30議席を獲得して第1党となり、選挙前の第1党であったフレティリンは25議席で第2党に後退した。この他に民主党が8議席、フレティリンから離党した勢力が結成したフレンティ・ムダンサは2議席を獲得した。CNRTのみでは過半数には達しなかったため、民主党とフレンティ・ムダンサを加えた3党による連立政権を8月8日に発足させ、グスマンは首相2期目を務めることになった[2]

2007年国民議会選挙

党派別議席数
党派 議席数
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) 21
東ティモール再建国民会議(CNRT) 18
ティモール社会民主協会(ASDT)、社会民主党(PSD)の連立 11
民主党(PD) 8
国民統一党(PUN) 3
ティモール闘士連合(KOTA)とティモール大衆党(PPT)の連立 2
ティモール民族抵抗民主国民連帯党(UNDERTIM) 2

2007年6月の議会選挙でフレティリンは、前大統領シャナナ・グスマンが東ティモール再建国民会議(CNRT)を結成して選挙に挑んだ為、65議席中21議席と大幅に議席を減らしてしまった。かろうじて第1党となるも、グスマン率いる、CNRTに18議席をとされた。ジョゼ・ラモス=ホルタ大統領は挙国一致内閣の構想を唱えるも、フレティリンの賛同を得ず、グスマンを首班に野党連合(CNRT、ASDT、PSD、PD)による組閣を行った。フレティリンは第1党から首相を選出するという東ティモール憲法に違反すると異を唱えているが、議会は正常に機能している。

第2期国民議会の党派別議席数
党派 男性 女性 合計
東ティモール独立革命戦線 FRETILIN 16 5 21
東ティモール再建国民会議 CNRT 11 7 18
民主党 PD 6 2 8
社会民主党 PSD 3 3 6
ティモール社会民主協会 ASDT 4 1 5
国民統一党 PUN 1 1 2
ティモール民族抵抗民主国民連帯党 UNDERTIM 2 0 2
ティモール闘士連合 KOTA 1 1
ティモール大衆党 PPT 1 0 1
無所属 Independente 1
46 19 65
出典:Deputados e Bancadas Parlamentares.東ティモール国民議会ホームページ(2012年3月17日閲覧) 

脚注

出典

関連項目

参考・外部リンク




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