李 仁とは? わかりやすく解説

李仁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 09:27 UTC 版)

1948年

李 仁(イ・イン、朝鮮語: 이인1886年または1890年9月20日または1896年[1]10月26日[2] - 1979年4月5日)は、日本統治時代の朝鮮および大韓民国独立運動家弁護士検察官裁判官政治家米軍政庁大法院長代理、第4代米軍政庁検事局検事総長、過渡政府大検察庁検察総長、初代法務部長官、制憲・第3・5代韓国国会議員(第5代は参議員)を歴任した[3]

本貫慶州李氏[2]愛山[4]李益斎の子孫で[2]性理学者の李寛俊は祖父、自彊会と大韓協会の中心人物だった李宗栄は父[4][2]、独立運動家の李始栄朝鮮語版は叔父[5]。元国会議員李泰九朝鮮語版は娘婿[2]

経歴

慶尚道大邱都護府(現・韓国大邱広域市)出身だが、先祖代々は慶州に在住[2]。達東義塾、慶北実業補習学校、正則中学校卒。日本大学法科を経て、1918年に明治大学法学部卒。その後は京城法学院講師を経て、1922年に日本弁護士試験に合格した。以後朝鮮弁護士協会(現・大韓弁護士協会朝鮮語版)副会長・会長・総理事、朝鮮科学協会会長、朝鮮物産奨励会会長、朝鮮発明協会会長、朝鮮語学会幹部を歴任したが、朝鮮語学会事件により4年近く投獄され、懲役2年、執行猶予3年の刑を受けて釈放された。また、許憲金炳魯と共に義烈団事件の弁護を担当したほか、光州学生事件安昌浩事件・修養同友会事件・6・10万歳事件・京城帝大学生事件・万宝山事件の弁護も担当したが、水原高等農業学校事件での不穏な弁論のせいで6ヶ月間の弁護士停職処分を受けた[4][3][1]

光復後は韓国民主党総務・党務部長、首席大法官兼特別犯罪捜査委員長、大法院長職務代理、検察総長、法務部長官、反民特別調査委員長、制憲国会法制司法委員長、野党元老、制憲同志会会長、高等考試委員を務めた[4][3][1]

1979年4月5日、ソウル市論峴洞の自宅で死去。死後社会葬を開催された[2]

エピソード

韓国建国後は憲法政府組織法の母体となった法案を起草し、制憲議会の憲法起草委員会に参考資料として提出した[4]

第3代国会議員在任中は自由党の強引な立法を批判した後、1958年の第4代総選挙で落選した[1]

1963年に建国勲章独立章を受章した[4]

遺言により家を含む全財産がハングル学会に寄贈された[4]

脚注

  1. ^ a b c d 근현대인물자료 < 한국 근대 사료 DB”. db.history.go.kr. 2025年6月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g ⑧ 이인”. 주간조선 (2011年3月9日). 2025年6月14日閲覧。
  3. ^ a b c 대한민국헌정회”. www.rokps.or.kr. 2025年6月14日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 제재형(한국일보사), “이인 (李仁)” (朝鮮語), 韓国民族文化大百科事典 (韓国学中央研究院), https://encykorea.aks.ac.kr/Article/E0045588 2025年6月14日閲覧。 
  5. ^ 정인열 (2021年5月31日). “[야고부] 잔치 비용의 선용(善用)” (朝鮮語). 매일신문. 2025年6月14日閲覧。

李仁

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白蛇伝」の記事における「李仁」の解説

杭州の南廊閣子庫の募事官、許宣の姉の夫。玉山主人雷峰塔奇伝』では公甫(りこうほ)、夢花館主白蛇全伝』以降は陳彪(ちんひょう)である。

※この「李仁」の解説は、「白蛇伝」の解説の一部です。
「李仁」を含む「白蛇伝」の記事については、「白蛇伝」の概要を参照ください。

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