義烈団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/04 06:26 UTC 版)
義烈団（ぎれつだん、의열단）とは、日本からの独立を目指すために結成されたテロ組織。独立運動家の黄尚奎らの指導のもと、金元鳳、郭在驥らを中心に結成された。本拠地の上海フランス租界や北京で手榴弾を密造し、官庁や要人を対象とする多くの爆弾テロを起こした。しかし、朝鮮系を含む一般日本国民を巻き込んで活動を行ってきたために支持が広がないことから、組織としてテロで独立を目指すことに限界を感じた者たちと路線継続を望む者たちとで組織内対立が起きた。1926年以降に、残った者で独立した際には社会主義国家を建国することを目指したが、1935年に最終的に解散した[3]。
- ^ 国家報勲処の記事に釈放後とあるのみ
- ^ 朝鮮語大辞典
- ^ a b [激動！！ 北朝鮮・韓国そして日本 歴史的必然と日本の選択]p188,重村智計,2013年
- ^ [1]韓国史データベース
- ^ 満州吉林省把虎門の旅館潘氏客店での会合に参加したとされる13人を創立メンバーとする説が有力だが、義烈団の創立に携わったという記述のある人物は13人を超える。1920年12月30日の京城日報には17人とある。結成時の名簿や血判状などは発見されておらず、義烈団員13人が写った有名な写真も、創立メンバーの集合写真ではない。
創立メンバー出典:朴泰遠『若山과 義烈團』1947年（金元鳳の証言や柳子明『義烈團簡史』などを参考に著した）、李壽澤判決文1924年5月13日[2]、斗山百科、韓国民族文化大百科
別名出典:李壽澤判決文、斗山百科、韓国民族文化大百科、不逞團關係雜件不逞團關係雜件-朝鮮人의 部-在滿洲의 部 39、韓国史データベース鄭利逍、大韓民国国家記録院独立運動関連判決 - ^ [3]今月の独立運動家 김대지
- ^ 의열 독립투쟁 (13)곽재기 의사ソウル新聞 1999-11-26
- ^ [4]釜山歴史文化大全 구영필
- ^ a b 대한민국이 배신한 밀양 三代ハンギョレ21 2015-8-11
- ^ 大官暗殺=官公衙爆破 決死隊員の活動大阪朝日新聞 1923.4.5
- ^ 朝鮮の治安に就て (十) 五月十四日全国新聞記者大会に於て 警務局長 丸山鶴吉京城日報 1923.6.17
- ^ 1923年8月のイギリス秘密情報部（SIS）報告書では、「約2000人の会員で構成された韓国人の秘密結社」「現在50人のメンバーが東京で活動している」とある。chosun.com 2013.3.1
また、日本の見解は「団員は目下の所正確な数は知り難いが二、三十名であるらしく然し是れは真の義列圏員というものであって此の団員一名が各自己の任務を達する方便としていずれも異れる名義の団体を組織して二三百名の団員を擁しているのでその総数は莫大な数に上るものがある」としている。 大阪毎日新聞 1923.4.12 - ^ 大阪毎日新聞 1923.4.12 (大正12) 驚くべき不逞鮮人の画策 義烈団の大陰謀事件 未曾有の爆撃を決行せんとし鮮人警部等十八名逮捕さる神戸大学附属図書館アーカイブ
- ^ 2月にウラジオストクで発足した臨時政府大韓国民議会と4月23日発足の漢城仮政府が、9月11日に上海仮政府に統合される。
- ^ 韓国史コンテンツ 義烈団
- ^ a b 朝鮮現下の治安 (一〜五) 警備機関の活動と不穏分子の剿滅京城日報 1920.12.30
- ^ 独立記念館의열단 결성지
- ^ NAVER百科 黄尚奎
- ^ 밀양 출신 독립운동가들의 정신적 멘토, 초대 의열단장(?) 백민 황상규ohmynews 17.12.6
- ^ 「의열단 초대단장 黄尚奎씨 별세. 최근엔 신간회 서기장 형년 불과 42세」（義烈団初代団長黄尚奎氏死去。 最近は新幹会書記長 享年わずか42歳）朝鮮日報 1931.9.4 / 석간2 2 면
- ^ 1923年4月5日の大阪朝日新聞では「上海仮政府の不平分子が大正七年吉林で創設し大正八年北京に本部を移した」 とあるが、上海仮政府成立は1919年（大正八年）4月、分裂は同年夏以降のため、和暦の部分は誤りである。同様に1923年4月12日の大阪毎日新聞でも創立年を大正九年と誤記している。
- ^ 大阪時事新報 1923.3.13 (大正12)大検挙にも怯まぬ根強い義烈団 露領に仮政府を設け軍事的に計画を進む神戸大学附属図書館アーカイブ
- ^ 射殺された兇漢と鍾路署の爆弾犯人 警官四名を殺傷した男は恐ろしい陰謀の張本人?大阪朝日新聞 1923.3.17
- ^ 유자명 선생 수기 보니…의열단원이 본 '밀정' 황옥sbs 2016.10.2
- ^ 대한민국이 배신한 밀양 三代ハンギョレ21 2015-8-11
- ^ 『日帝の朝鮮強占と韓国の独立運動』[5] 徐仲錫
- ^ 「항일전의 선봉에 선 정통 무장 」ハン・サンド（建国大史学科教授）
- ^ 「新編韓国史48巻 臨時政府の樹立と独立戦争」国史編纂委員会[6]Ⅴ. 의열투쟁의 전개 金榮範
- ^ 이현희 (1996), “한국대일전선통일동맹(韓國對日戰線統一同盟)”, 韓国民族文化大百科事典, 韓国学中央研究院 2018年11月11日閲覧。
- ^ 南京民族革命党の奇怪な内面暴露 国民政府が不逞鮮人を糾合 反日満の政治的訓練満州日日新聞 1936.3.22
- ^ 東亜日報 1964/1/29 7面
- ^ 受勲当時は子孫が見つからず、2012年オーストラリア在住の孫娘に授与された。[7]
- ^ 김학봉 여사 "교과서에 김원봉 선생 빼는 건 못된 짓"NBS국민방송 2015/8/19
- ^ 비장한 멋쟁이들 '의열단'…옷에 숨겨진 이야기sbs 2016.9.4
- ^ 영화 ‘암살’ 모티프, 항일단체 ‘의열단’ 창립 단원 사진 찾았다경향신문 2015.8.13
[続きの解説]
「義烈団」の続きの解説一覧
- 1 義烈団とは
- 2 義烈団の概要
- 3 大韓民国受勲者
- 4 今月の独立運動家
- 義烈団のページへのリンク
