本能のサブタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:56 UTC 版)
イチャソが説く「超知覚システム」、またはナランホが説く3つのセンターに含まれる3つの異なる本能は、エニアグラムのタイプに影響を与えるとされており、人は保存本能、適応本能、関係本能の方にそれぞれ向かう傾向があることが示唆される。これらの本能は、各タイプの動機に方向性を与え、9つのタイプの間に微妙な差異を生み出すとされている。 各本能のうち、どれが優位に発達し、表に現れているかによって形成される特徴が、3つの「本能のサブタイプ」と呼ばれている。9つのタイプがそれぞれ3つのサブタイプのいずれかとしても表現できるとするなら、27の異なる性格パターンが存在することになる。一方サブタイプを、生存の可能性を高める(「保存」領域)、社会を生き抜くスキルを高める(「ナビゲート」領域)、生殖の成功の可能性を高める(「伝達」領域)という3つの領域または本能の一群とする見方もある。こうした理解では、サブタイプは、各本能の一群を持つ人それぞれの個人差の反映である、と考えられる。人は3つの本能エネルギーのすべてが機能していると考えられているが、1つのタイプが支配的な場合もあるとされる。リソは、人は一番強い本能以外の本能もよく発達しているが、残りの3つ目の本能はあまり発達していない(つまり3つのうち2つが優勢である)ことが多いようだと考えている。
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