木村家・式守家以外の行司家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:25 UTC 版)
現在は木村姓と式守姓しか残っていないが、江戸時代にはこの他にも以下に記すような沢山の姓を名乗る行司家が存在した。 これまでに吉田司家・五条家・吉岡家・岩井家・長瀬家・吉片家・西川家・横山家・漣家・稲葉家・森家・小柳家・尾上家・川島家・吉川家・新葉家・青柳家・尺子家、などが確認されている。 例えば、江戸相撲の初期の番付には岩井嘉七という行司名が存在し、東京以外では明治や大正まで吉岡家や岩井家が残っていた。 以上に記した嘗ての行司家の中で、例えば尾上家などは相撲部屋と同名の姓であることが憚られたために他姓へ改姓、もしくは合併的に消滅することになった可能性も指摘されている。 これらの行司家が姿を消したのは、各地の相撲興行団体の合併・消滅、相撲興行からの撤退、権力争いによる敗退、御家断絶などが理由であると推測されている。
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