朝鮮民主主義人民共和国との国際列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/07 03:10 UTC 版)
「バラノフスキー・ハサン鉄道」の記事における「朝鮮民主主義人民共和国との国際列車」の解説
走行距離10267kmを誇るモスクワ - 平壌間の国際列車は2週間に1回、モスクワ - ウラジオストク間の100Щ列車の後部に連結される。北朝鮮国籍の乗務員と車掌が乗車し、ウスリースクからは652次列車の名でハサン方面に向かう。4線軌道になっている豆満江鉄橋を通過した後、広軌から標準軌に切り替わり、豆満江駅 -平壌駅間は8次列車の名で運行される。時刻表上では9日間、実際には10〜11日間にもわたり走行を続ける。この他、平壌 - ハバロフスク間の列車が月に1回、モスクワ - 豆満江駅の列車が毎週1便直通列車(ウスリースクまではロシア号の後部に連結)が運行されている。 前身の列車はロシア鉄道が運行していたモスクワ - 満洲里 - 瀋陽 - 丹東 - 新義州 - 平壌間の国際列車である。週に1便、モスクワ - 北京間のK19/20次列車に併結され、瀋陽駅で切り離されて北京 - 平壌間のK27/28次国際列車の後部に連結されていた。 1955年2月1日に中国とソ連の鉄道部代表がハルビンでモスクワ - 平壌間の直通列車に関する問題を協議していた記録がある。平壌行きの列車は常に遅れが生じて瀋陽での取り扱いが困難であることから中国側は廃止を主張したが、北朝鮮側は断固として反対した。2010年12月20日には中露朝3ヶ国で協定が結ばれ、その日からK19/20次列車およびK27/28次列車の編成にモスクワ - 平壌間の列車は併結されなくなった。
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