朝鮮の書院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:13 UTC 版)
詳細は「ko:서원 (한국)」を参照 韓国(朝鮮半島)における書院の始まりは1542年に建てられた紹修書院(朝鮮語版)(白雲洞書院)である。現在韓国には637件の書院があるとされ、中にはマンションの一室に収まるものやキリスト教系のものもある。そうした中で陶山書院・紹修書院・道東書院(朝鮮語版)・屏山書院(朝鮮語版)・玉山書院(朝鮮語版)は五大書院と呼ばれ、屏山書院と玉山書院は「大韓民国の歴史的村落:河回と良洞」として登録されている世界遺産の構成資産になっている。 また2016年の世界遺産登録審査予定物件として陶山書院・紹修書院・道東書院・武城書院(朝鮮語版)・遯岩書院(朝鮮語版)・濫渓書院(朝鮮語版)・筆岩書院(朝鮮語版)に屏山書院と玉山書院を統合し「書院、李氏朝鮮の性理学教育機関群」として推薦していたが、書院間の相互関係や中国の書院との違い、既存登録物件からの分離再編による管理体制を示しきれていないとして登録延期勧告が出され推薦を取り下げた。しかし、第43回世界遺産委員会では、登録勧告を踏まえて正式登録に至った。 一方北朝鮮では、世界遺産「開城の歴史的建造物群と遺跡群」で崧陽書院(英語版)が構成資産となっている。
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