望潮

デジタル大辞泉

ぼうちょう〔バウテウ〕【望潮】

読み方：ぼうちょう

村田喜代子の短編小説、および同作を表題作とする作品集。小説は平成9年（1997）「文学界」誌に発表。第25回川端康成文学賞受賞。作品集は平成10年（1998）刊。

もち‐しお〔‐しほ〕【^▽望潮】

読み方：もちしお

満月のときの満ち潮。

「汲めば月をも、袖に—の、汀(みぎは)に帰る波の夜の」〈謡・融〉

しお‐まねき〔しほ‐〕【潮招／望^＝潮】

読み方：しおまねき

《「しおまねぎ」とも》スナガニ科の甲殻類。甲幅27ミリほど。雄の一方のはさみ脚がきわめて大きく、潮が引くと上下に動かして潮を招くような動作をする。和歌山県以南に分布。がん漬けとして賞味される。《季 春》

撮影・おくやまひさし

難読語辞典

望潮

読み方：シオマネキ（ｓｈｉｏｍａｎｅｋｉ），　シオマネギ（ｓｈｉｏｍａｎｅｇｉ）

海産のカニ

短編小説作品名辞典

望潮

作者村田喜代子

収載図書望潮
出版社文芸春秋
刊行年月1998.12

収載図書川端康成文学賞全作品 2
出版社新潮社
刊行年月1999.6

収載図書文士の意地―車谷長吉撰短編小説輯 下
出版社作品社
刊行年月2005.8

収載図書八つの小鍋―村田喜代子傑作短篇集
出版社文藝春秋
刊行年月2007.12
シリーズ名文春文庫

動物名辞典

望潮

読み方：シオマネギ（ｓｈｉｏｍａｎｅｇｉ）

節足動物

季語・季題辞典

望潮

読み方：シオマネキ（ｓｈｉｏｍａｎｅｋｉ）

スナガニ科のカニで、干潮の際のはさみを動かす姿が潮を招いているかのように見えるためこの名がある

季節 春

分類 動物