望月五三郎の回想録とは? わかりやすく解説

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望月五三郎の回想録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:07 UTC 版)

百人斬り競争」の記事における「望月五三郎の回想録」の解説

野田少尉部下であったという望月五三郎は、私家版回想録『私の支那事変』で野田少尉行為下記のように描写している。 このあたりから野田向井少尉百人斬りが始るのである野田少尉見習士官として第11中隊赴任し我々の教官であった少尉任官し大隊副官として行軍中は馬にまたがり配下中隊命令伝達奔走していた。この人百人斬り勇士とさわがれ、内地新聞ラジオニュース賞賛され一躍有名になった人である。「おい望月あこにいる支那人をつれてこい」命令のままに支那人ひっぱって来た。助けてくれと哀願するが、やがてあきらめて前に座る。少尉振り上げた軍刀を背にしてふり返り憎しみ丸だしの笑ひをこめて、軍刀にらみつける一刀のもとに首がとんで胴体が、がっくり前に倒れる。首からふき出した血の勢で小石ころころ動いている。目をそむけた気持も、少尉の手前じっとこらえる。戦友の死を目の前で見、幾多屍を越えてきた私ではあったが、抵抗なき農民を何んの理由もなく血祭にあげる行為はどうしても納得出来なかった。その行為は、支那人を見つければ向井少尉とうばい合ひする程、エスカレートしてきた。両少尉は涙を流して助け求め農民無残に切り捨てた支那兵を戦闘中たたき斬ったのならいざ知らず。この行為連隊長大隊長知っていた筈である。にもかかわらずこれを黙認した。そしてこの百人斬り続行されのである朝日新聞名誉棄損裁判にて、望月の回想録証拠として提出し裁判所反証がないことを以って回想記真実証拠1つにしている。

※この「望月五三郎の回想録」の解説は、「百人斬り競争」の解説の一部です。
「望月五三郎の回想録」を含む「百人斬り競争」の記事については、「百人斬り競争」の概要を参照ください。

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