最後の大物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 08:00 UTC 版)
同い年の選手であっても、アマチュア野球などで過ごす年数の違いによりプロ入りした年は異なる。松坂世代の選手が続々とプロになり、「松坂世代」という言葉が定着するにつれ、アマチュアで長く実績を残した松坂世代の選手がドラフト候補として注目されたり、新人として活躍した際に「松坂世代最後の大物」という呼称が使用されるようになった。 松坂本人を含む1998年のドラフト会議で指名された選手や、大学に現役で進学した者が4年生に進級した2002年のドラフト会議で指名された選手にこの呼称が使用された形跡はない。「最後の大物」と初めて呼ばれた選手は2004年のドラフト会議で指名された久保康友である。久保は選抜大会準優勝投手として高校時代から注目されていたが、高校卒業後は社会人野球へ進み、6年間という長い年月を経てプロ入りしたことから、「最後の大物」と呼ばれた。 その後2007年のドラフト会議では、久保以来のアマチュア実績を持ち、大学卒業後にMLBでプレーしていた多田野数人が指名されたことにより、再びこの呼称が用いられた。松坂世代選手の最後のプロ入りはその翌年、2008年のドラフト会議で指名された森田丈武である。
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