曲げ振動
弾性体において、曲げの変化として現れる振動のことで、弾性体に連続的に分布する質量と、それにかかわる曲げ剛性とで構成される多自由度系の振動であり、多数の固有振動数をもつ。自動車を構成する車体、フレーム、エンジン、駆動系、懸架系など、ほとんどの部品、ユニットが弾性体で、それぞれ個々に、またはつながった系として、外力によって曲げ振動をする。外力がこれらの系の固有振動数に一致すると、曲げ共振を誘起し、シェイクやパワープラントベンディングなどの振動、ドラミング、こもり音、そのほかの車内騒音を発生する。自動車の開発に際しては、各構造体の曲げ振動の固有振動数や振動モードが、図面の段階で解析され、間題の事前解決がはかられる。
参照 こもり音、固有振動数、シェイク、車内騒音、振動、曲げ剛性、ドラミングノイズWeblioに収録されているすべての辞書から曲げ振動を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

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