クランクシャフトダンパー
クランクシャフトの先端に取り付けられ、クランクのねじり振動や曲げ振動を低減させるダンパー。動吸振型(ダイナミックダンパー)とビスカス式(流体摩擦を利用)があるが、ほとんど前者である。クランクシャフトの振動振幅がもっとも大きくなるのは先端であるため、ここにクランクダンパーを取り付ける。クランクプーリーがダンパーを内蔵したものが多く使われている。中央のディスクに弾性部材であるゴムを介して錘を取り付け、クランクシャフトの固有振動数と一致させ、共振時にはクランクダンパーが振動を吸収する。なお、クランクシャフトのねじり振動を吸収するための錘として、V溝を切ったプーリー部で代用する。
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