普通審理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:27 UTC 版)
「ジャンヌ・ダルク処刑裁判」の記事における「普通審理」の解説
枝の主日の翌日3月26日に開始された。70ヵ条の検事論告。12ヵ条の告発文に対する教会の判断。そして、5月24日のジャンヌの悔悛で永久入牢への減刑を申し渡した第1回判決等が記録されている。ジャンヌは審理の中で朗読された70ヵ条の告発文の各条について既に承認した点を除いて、否認をしている。後に12ヵ条に要約されたが、ジャンヌには読み聞かされていなかった。陪席者の尋問に対してのジャンヌの返答は適切で、「神の恩寵を受けていたか」という仕掛けられた尋問への返答は特に有名なものである。ジャンヌは尋問に臨機応変に対応していた。そのため、裁判が進むにつれて、異端の根拠としてジャンヌの兵士の服装までが問題となっていった。後に、幾人かの目撃者は、ジャンヌがチュニック、ホーゼン、ロングブーツが腰の周りに紐で結ばれていた兵士の服を着ていたと語った。5月24日、ジャンヌが悔悛誓約書への署名に同意し審理は終了した。
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