春風のあげくとは? わかりやすく解説

春風のあげく

作者星新一

収載図書城のなかの人 改版
出版社角川書店
刊行年月2008.11
シリーズ名角川文庫


春風のあげく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 22:18 UTC 版)

城のなかの人」の記事における「春風のあげく」の解説

小説サンデー毎日1972年1月掲載。 ある藩の重臣息子・忠之進には、嫁にと考えていた隣家幼馴染の娘がいた。しかし、この娘は正室との間に子供産まれない殿様側室となることになった互いに憎からず想っていたこともあり、1度限り契り交わした側室上がった娘は1年後男児出産し、この男児後継ぎとなる。忠之進は跡継ぎになった若君が、ひょっとしたら自分の子種かもしれぬと考えせめてものためにと藩の財政豊かになるよう学問にはげみ、仕事精を出す。 やがて、忠之進は城代家老出世側室上がった娘は病に亡くなったものの、若君相対し、これは自分息子だと確信。藩のためにといっそう仕事打ち込む。 しかし、後を継いだ若君には、一々父親面をする古株家老の忠之進が煩わしい。忠之進の強い勧めで嫁にもらった将軍家側室の娘とはうまく行かず自身側室増やすのみ。そして忠之進の娘を側室にと望むも、忠之進だけはこれが異母兄妹であることを知るため、猛反対。とうとう忠之進は隠居させられ若殿側室に産ませた子供養子させられた。 忠之進は、これから自身の孫を育てることを楽しみにしようと、養子迎え入れたが、どうも養子自分にも若殿にも似ていない。忠之進は疑惑を抱く。この養子間違いなく側室の子であろうが、父親どうなのだろう……。

※この「春風のあげく」の解説は、「城のなかの人」の解説の一部です。
「春風のあげく」を含む「城のなかの人」の記事については、「城のなかの人」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「春風のあげく」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「春風のあげく」の関連用語

春風のあげくのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



春風のあげくのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの城のなかの人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS