映画「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 14:32 UTC 版)
「アンナ・マクダレーナ・バッハ」の記事における「映画「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」」の解説
フランス出身の映画監督ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレが西ドイツとイタリアで共同製作した作品。1967年発表。大作曲家の半生と日常を、妻の視点と声を交えてつづった映像作品として有名。18世紀の生活習慣や演奏風景を再現するため、コレギウム・アウレウム合奏団のほか、ボブ・ファン・アスペレンやニコラウス・アーノンクール、アウグスト・ヴェンツィンガーなど、当時の古楽器演奏家や古楽演奏家が、当時の衣装を着けて出演した。こんにちの古楽演奏の水準からすると、歴史考証の点で隔世の感があるのは否めない。しかし、バッハを演ずるグスタフ・レオンハルトの威厳ある演技と演奏は、現在でも評価が高い。タイトル・ロールはクリスティアーネ・ラングが演じている。偽書『アンナ・マクダレーナ・バッハの日記』との混同を避けるために、日本語版のビデオやDVDでは上のような訳になっているが、原題(Chronik der Anna Magdalena Bach)に基づく「アンナ・マクダレーナ・バッハの日記」という呼び名でも依然として定着している(近年の上映時もこの名称が用いられている)。
※この「映画「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」」の解説は、「アンナ・マクダレーナ・バッハ」の解説の一部です。
「映画「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」」を含む「アンナ・マクダレーナ・バッハ」の記事については、「アンナ・マクダレーナ・バッハ」の概要を参照ください。
- 映画「アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記」のページへのリンク