日本現代音楽協会とは? わかりやすく解説

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日本現代音楽協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 00:12 UTC 版)

特定非営利活動法人日本現代音楽協会(にほんげんだいおんがくきょうかい、Japan Society for Contemporary Music)は、日本の音楽団体。略称「JSCM」。国際現代音楽協会ISCM)に加盟している。会員は、作品発表の実績をもつ作曲家のみで、入会時には、作曲家としての実績を重視した厳しい審査がある。ISCMの国際審査会でほとんど毎年のように会員の作曲した作品が入選、世界各国の音楽祭で演奏されている。

概要

正会員と準会員から構成されている。また、名誉会員と会友制度がある。会友には、朝日新聞社NHK交響楽団国立音楽大学日本音楽著作権協会などが名を連ねている。

役職には、会長・副会長・事務局長の三役、理事、ISCM専任理事、会計監査役、会計担当理事。専門部として、国際部、事業部、演奏部、広報部などがおかれている。

歴代の役員を池内友次郎高田三郎別宮貞雄安部幸明芥川也寸志間宮芳生松平頼則清瀬保二平尾貴四男廣瀬量平佐藤敏直湯浅譲二入野義朗三木稔林光松村禎三坪能克裕松尾祐孝夏田昌和佐藤昌弘福士則夫小鍛冶邦隆松平頼曉三善晃らが務めてきた。現在においては、山内雅弘三枝成彰安良岡章夫糀場富美子らが理事を務めている。

沿革

前身は、1930年4月28日創立の新興作曲家連盟。当時の発起人は、小松平五郎箕作秋吉。実行委員には、伊藤昇、池譲、石井五郎橋本國彦、笈田光吉、山本直忠松平頼則、小松清[1][2]近藤柏次郎斎藤秀雄、清瀬保二、菅原明朗、鈴木二三雄、塩入亀輔[3]1935年、「日本現代作曲家連盟」と名称を変更し、国際現代音楽協会に加入[3]するも、1940年、除名される。

1946年、「日本現代音楽協会」として再発足。創立委員は、池内友次郎大木正夫清瀬保二、小松清、平尾貴四男宅孝二山根銀二。委員長は箕作秋吉[3]。同年5月、第1回演奏会開催[4]。同年、日本民主主義文化連盟(1946年2月21日創立)に参加。同年8月30日、民主主義文化連盟後援で、第1回働く人々の音楽祭(共立講堂)を主催[5]

1949年、国際現代音楽協会に再加盟。

1962年、「現代の音楽展」発足。

1967年、文化庁の助成を受け「オーケストラ作品の上演」がスタート。

1983年、「現音作曲新人賞」創設。

2019年特定非営利活動法人となる。

事業

  • 現音・秋の音楽展
    会員の作品発表の場であり、「現音作曲新人賞」の候補作品を演奏し、受賞者を決定する。
  • オーケストラ作品の夕べ
    文化庁の支援を受けた日本人オーケストラ作品による演奏会。
  • ISCM“世界音楽の日々”の夕べ
    国際現代音楽協会(ISCM)音楽祭(World Music Days)で入選した内外の作品を上演。

脚注

外部リンク



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