日本ふるさと沈没
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/28 07:12 UTC 版)
Jump to navigation Jump to search『日本ふるさと沈没』(にっぽんふるさとちんぼつ)は、2006年に徳間書店より発行された漫画アンソロジー(ISBN 4197701322)。
小松左京による小説『日本沈没』を下敷きにしたパロディ漫画を多数の漫画家が競作したもので、同年のリメイク映画のタイアップ企画。
帯には小松左京が「しかし、こんなふうには沈まん!!!」とコメントを寄せた。
収録されている作品のほとんどが、各執筆者の出身地(ふるさと)を取り上げたものとなっている。
小松左京の死去に際し、『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没』と改題し、一部増補を含み再版された(ISBN 4199502769)。
執筆者および作品
- 作中に登場する「地殻DDプレート・テクニクス理論」は、「プレートテクトニクス理論」と、かつてTechnicsが開発したダイレクトドライブ方式レコードプレーヤーとを掛けた駄洒落。
- 西島大介 - 「三鷹沈没」
- 鶴田謙二 - 「沈没ラプソディー」
- 恋緒みなと - 「赤味噌沈没!?」
- 米村孝一郎 - 「続山海評判記」
- ひさうちみちお - 「京都沈没」
- トニーたけざき - 「ちんぼつニッポン」
- 空ヲ - 「古都消失」
- いしいひさいち - 「岡山沈没」
- 寺田克也 - 「しあわせな桃太郎」
- TONO - 「日本沈没大騒動」
- 宮尾岳 - 「発動!D-4計画」
- 安永航一郎 - 「日本沈没責任論」
- ヒロモト森一 - 「マンガ日本沈没」
- 幸田朋弘 - 「対馬残留」
- ロマのフ比嘉 - 「国ぬ国々 島ぬ島々」
- とり・みき - 「日本沈orz全国編」
- 1973年の映画版をネタとしたギャグが全編に連続的に登場する。
『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没』で追加された内容
- 鶴田謙二・一色登希彦 - 「小松左京に捧ぐ 特典対談」
- とり・みき - 「小松左京追悼マンガ こうして私は小松左京の周りをウロチョロした」
初版発売時の特典
初版のカバーには「応募者全員サービス」として「劇場用(笑)BIGポスター」(表記まま)の応募券がついていた。ただし、サービスとはいっても無料ではなく、1,500円分の定額小為替の送付が必要であった。このサービスは2006年9月29日をもって締め切られている。
関連項目
日本ふるさと沈没
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:27 UTC 版)
2006年版公開に合わせて出された徳間書店から刊行されたパロディ漫画集。「(作家たちの)故郷が沈没したら?」というコンセプトで書かれており(「ご当地」のみが沈没ないし残存するという場合もある)、鶴田謙二や吾妻ひでおなどSFファンには馴染みの深い作家から、いしいひさいちまでと執筆者の範囲が幅広いのも特徴である。
※この「日本ふるさと沈没」の解説は、「日本沈没」の解説の一部です。
「日本ふるさと沈没」を含む「日本沈没」の記事については、「日本沈没」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 日本ふるさと沈没のページへのリンク