日本の鰹節との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 16:11 UTC 版)
「モルディブフィッシュ」の記事における「日本の鰹節との関係」の解説
モルディブフィッシュは、日本で広く食されている鰹節に類似している。日本では、江戸時代に荒節にカビ付けをした枯節つくりの技術が成立したが、モルディブフィッシュは鰹節とは異なり、製造過程でカビ付けをしない。世界で最も堅い食品とも称される枯節ほどではないものの、モルディブフィッシュもまた歯がたたないほど堅く、鰹節とおなじようにうまみを持った食品である。また、アラビア人旅行家のイブン・バットゥータが14世紀に書き残した『三大陸周遊記』の記録などから、モルディブでのモルディブフィッシュづくりは日本の鰹節より先行していた可能性があり、鰹節は、中世に琉球王国が行っていた中継貿易を通じて、鰹節製法がモルディブからまずは南西諸島に根付き、その後日本に伝わった とする説もあるが、同時発生か伝播か、ということについては、まだはっきりとわかっていない。
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