日本のメープルシロップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:38 UTC 版)
「メープルシロップ」の記事における「日本のメープルシロップ」の解説
メープルシロップは日本のカエデ類から製造することもできる。ただし、日本のカエデから取れる樹液は、サトウカエデに比べて糖分の含有量が少なく(イタヤカエデの場合、サトウカエデの約半分)、経済性が著しく劣る。このため、サトウカエデから作った製品に比べると割高で、地域特産品といった付加価値を持たせる取り組みが行われている。 2010年代後半~2020年において、日本で恒常的にメープルシロップを製造・販売しているのは、埼玉県秩父市および山形県金山町のほか、2016年に参入した占冠村木質バイオマス生産組合(北海道)である。秩父市のメープルシロップはイタヤカエデ、オオモミジ、ウリハダカエデ、ヒナウチワカエデなどが原料で、金山町の製品はイタヤカエデから作られている。かつては青森県十和田湖周辺でアカイタヤを原料としたメープルシロップも存在した。
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