日本のプロテスタント
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「キリスト教音楽」の記事における「日本のプロテスタント」の解説
日本のプロテスタントでは1903年に共通讃美歌が成立し、1931年に改定された。第二次世界大戦中は国家統制下の日本基督教団において、時勢に合わせた創作曲や君が代を含んだ讃美歌集が編纂された。戦後、讃美歌(日本基督教団出版局)(1954年)が出版され、プロテスタント教界内外で広く用いられている。1997年には、歌詞の口語化や差別用語などの除去、エキュメニカルなどを意識した『讃美歌21』が出版されている。また中田羽後を中心として編纂された聖歌 (日本福音連盟)(1958年)が福音派でよく用いられていたが、2001年に『讃美歌』と『聖歌』のおもな讃美歌の混成版である『新聖歌』(教文館)が、2002年に『聖歌』の後継版である『聖歌 (総合版)』(聖歌の友社)が出された。西方教会では、伝統的な讃美歌の他にワーシップと呼ばれる讃美も用いられるようになっており、『ミクタム』、『リビングプレイズ』などがある。他には日本バプテスト連盟が『新生讃美歌』、救世軍が『救世軍歌集』を用いている。救世軍の讃美歌は小隊(教会)によってはブラスバンドで演奏されることもある。救世軍やペンテコステ派では、賛美にタンバリンが使われることもある。
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