日本における影の内閣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 06:00 UTC 版)
日本では、1990年代以降、野党第1党が影の内閣を模した政策立案機関を組織している。 日本社会党が1991年9月 - 1993年8月に組織した「社会党シャドーキャビネット」。 新進党が1994年12月 - 1997年12月に組織した「明日の内閣」。 民主党が1999年10月 - 2009年9月と2012年12月 - 2016年3月に組織した「次の内閣」。 自由民主党が2010年9月 - 2012年12月に組織した「シャドウ・キャビネット」。 民進党が2016年3月 - 2018年5月に組織した「次の内閣」。 ただし、日本では閣僚の在任期間が短く、衆議院総選挙後に与党の枠組みが変わらず引き続き同じ首相が指名された場合でも閣僚を大幅に入れ替える慣行もあり、影の内閣の名簿は政権獲得時の新内閣の閣僚名簿にはあまり反映されていない。また、政権参加以前の社会党や2009年に下野してから政権復帰するまでの自民党は、連立による政権獲得を目指していたが、影の内閣に共闘政党のメンバーを入閣させることもなかった。 民進党は希望の党と旧立憲民主党に分裂しその後2020年に新立憲民主党が結党され、2021年9月9日、福山哲郎幹事長は衆院選に向けて「どういう形で閣僚を作るのか、全部とは言わないがどこかの時点で言わないといけない」と述べたが、結局発表等は行われず、2021年現在影の内閣は組織されていない。
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