日本での建設後の道路管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 00:52 UTC 版)
「バイパス道路」の記事における「日本での建設後の道路管理」の解説
バイパス道路がつくられるとそれまでの道路は「旧道」と呼ばれるようになることが多い。また、この「旧道」は行政上移管されて格下の道路区分(例えば、一般国道に対する都道府県道・市町村道)に位置づけられることがある。ただし一般国道のバイパス道路が有料である場合は、償還期限が過ぎて無料化されるまで、旧道も一般国道指定のままであることが通例である。また新しい道路が現道に位置づけられた場合はバイパスという名称は不自然であるが、そのままになっている場合も多い。地方都市では、車の往来がバイパス道路に移ってしまい、本来の国道現道などのメイン道路があまり使われなくなり、寂れてしまうことがある。山岳地帯の場合は交通需要や道路維持費用の都合により旧道が放棄されてそのまま廃道になる場合もある。大都市周辺では、バイパス開通後も旧道の交通量は多く、依然として主要道路として機能することも少なくなく、在来道路が国道であった場合は、都道府県道・市町村道への降格に反対する沿線住民もいることから、路線指定は国道のままとなる場合がある。また、1〜2桁番号の幹線国道にバイパスが開通したときは、旧来の路線番号から3桁の路線番号指定へ変わることもある。 なお、高速道路を建設するため、一般国道のバイパスという名目で国土交通省直轄の高速道路が建設されることもある。このような場合は、基幹道路としての国道が格落ちすることはない。
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