旋盤の設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:42 UTC 版)
「ヘンリー・モーズリー (技術者)」の記事における「旋盤の設計」の解説
モーズリーは、スライドレスト付きの旋盤の最初の発明者であるとよく言われるが、これは事実ではない。また、旋盤について基準ねじとスライドレスト、交換可能なギヤ機構という3要素を組み合わせた最初の人物でもないかもしれない。しかし、これらの3要素を組み込んだ旋盤を世に広め、工作機械と機械技術におけるねじ山の応用に関して大きな進歩を生じさせたのはモーズリーである。 モーズリーは、10,000分の1インチ(約3マイクロメートル)単位で計測できるベンチマイクロメータの発明者でもある。このマイクロメータを「大法官」と呼び、工房内のあらゆる精密測定に使用した。 1810年までには、モーズリーの工房では80人の職工が働くようになった。工房が手狭になったので、今度はウェストミンスター通りのもっと大きな建物に引っ越した。モーズリーは、海軍省勤めの若い製図工だったジョシュア・フィールド(en)を雇い入れ、後にその才能を買って共同経営者とした。モーズリーの息子たちが経営者になった後には、会社名もモーズリー・サンズ・アンド・フィールド(Maudslay, Sons & Field)と変わった。
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