方月館診療所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 07:43 UTC 版)
麻生宗太郎(あそう そうたろう) 元将軍家御典医・天野家の長男で医者。些細な出来事から東吾と知り合い、友人となる。さらに東吾の縁で、本所に住む旗本・麻生源右衛門の次女である七重と出会い、その後婿入り。飄々として人を食ったような発言をする反面、思いやり深く医療への情熱にあふれ、腕の良さとともに患者を身分や金銭で差別しないことから「名医」との評判が高い。幕府が瓦解し、本所の自宅が召し上げられたこともあって、義兄・通之進の提案により道場主・松浦方斎亡き後の方月館を医療の場にすべく、一家で狸穴に移り住む直前、義父・妻・息子を何者かに惨殺される。その後は「方月館診療所」の看板を掲げ、末弟の天野宗三郎や医学に志ある人々が集まり、評判の診療所となっている。るいや若者達のよき相談相手だが、娘の花世には手を焼くことも。 天野宗三郎(あまの そうざぶろう) 麻生宗太郎の異母弟で、旧幕時代は将軍家御典医を務めた天野家の跡取り。宗太郎と共に方月館診療所で診療にあたっている。 おとせ 正吉の母で、剣術道場のころから方月館に仕える女中。方月館の一切を長年取り仕切り、当番を決めて家事を行う男ばかりの方月館で、監督役を引き受けている。
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