新型コロナウイルス感染症とその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 15:09 UTC 版)
「ホストクラブ」の記事における「新型コロナウイルス感染症とその影響」の解説
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、3月半ばから客数が例年の2-4割程度に落ち込んだ。日本国政府は歓楽街で接待を行う飲食店を一括りにして警戒し、3月下旬からホストクラブの営業は週末の営業を行わないことを決定した。4月7日には緊急事態宣言が出され、都知事の小池百合子は記者会見の中でナイトクラブや居酒屋を指定して休業を要請した。これにより、平日の営業も行われなくなった。ただ店舗によっては潤沢な資金がないことから、緊急事態宣言の出ていた4月から5月に営業を行う店舗も存在した。6月以降ホストクラブは多数のクラスターが発生した。 新宿区での感染者数の増加は問題となり、区長の吉住健一は過去に面識のあった手塚と相談して、敵対ではなく協力して感染拡大を防ぐために協議の場を設定した。その結果ホストクラブは定期的に新宿区役所で行われる話し合いへと出席し、感染予防ガイドラインの遵守と集団検査への対応を実施した。しかし一般社会から、ホストクラブ自体が感染の温床であるかのように扱われた。当時10年間ほどホストクラブはバブル経済となっており、3割の売上の高いホストの力で残り7割を支える不均衡な状態となっていた。森沢はコロナ禍によってこの状況が改善する可能性を指摘している。
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