新しいメディアの探求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/28 21:02 UTC 版)
「ポール・オトレ」の記事における「新しいメディアの探求」の解説
オトレは新しいメディアが発明されると度に、それを未来のネットワーク化された知識ベースという考えのなかに組み込んでいった。1900年初頭にオトレは、Robert Goldschmidt という技術者と共にマイクロフィルム(当時はマイクロフォトグラフィと呼ばれていた)に書誌データを保存することを考えた。この実験は1920年代まで続き、1920年代終わりごろまでには、同僚達とマイクロフィルムに全体を印刷して百科事典を作ることを考えていた。これはムンダネウムに所蔵されたEncyclopaedia Microphotica Mundaneumとして知られている。1920年代から30年代にかけて、オトレはラジオとテレビについて情報伝達の別の形のものとしてかいる。1934年の『ドキュメント条約』では、「次々にすばらしい発明がドキュメンテーションの可能性を大きく拡大してきた」と書いている。同じ本で彼は、感情、味覚、においを伝えるようなメディアがやがて発明されることと、理想的な情報伝達システムが彼のいうところの「感覚・認識ドキュメント」のすべてを扱うことができるようになるだろうと予言した。
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