斬新な歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 16:19 UTC 版)
歌詞すべてが大阪弁であり、軽快なテンポで40品目の品物を歌い並べ「オッサン、オッサン」と連呼するなど斬新な内容で、いわゆる「立て板に水」の能弁を主題とするやり方は、洋の東西を問わず、特に日本では歌舞伎、落語、講談などの古典芸能から屋台の口上にまで多く見られる。服部はそれをブギにアレンジ、笠置が表現した。 歌詞に「わしゃつんぼで聞こえまへん。」「これまためくらで読めません。」という語句があり、差別用語にあたる(但し差別用語には明確な基準があるわけではない)として、長らく放送されなかった。その部分は近年の復刻版ではカットされたり、カバー版では歌詞を「私は耳が不自由で聞こえまへん。」に変えるなどしている。オリジナル版ラスト部分では、煙草屋で買いたい物のメモを見せるが、そこの「お婆さん」は目が不自由で買い物できず、「ああしんど」とオチになる。この部分も上記とおなじ理由で歌われなくなった。 また、歌詞に仁丹という特定の商品名があるので、NHKでは歌われない。2010年(平成22年)7月26日放送のNHKラジオ深夜便「にっぽんの歌こころの歌」懐かしの歌謡スター 笠置シヅ子集では、「仁丹」部分は放送された。
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