数値方程式とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:47 UTC 版)
数値方程式では、物理量と単位の表記に述べた式(1-2), (1-3), (1-4) のような表記を使う。これを一般式で示すと、 Y [ U ] = f ( X 1 [ U 1 ] , … , X n [ U n ] ) {\displaystyle Y[\mathrm {U} ]=f({X_{1}}[\mathrm {U} _{1}],\dots ,{X_{n}}[\mathrm {U} _{n}])} のように、左辺に示す1個の従属変数(統計学用語では目的変数)が、右辺に示す1個以上の独立変数(統計学用語では説明変数)の関数に等しいという等式になる。 すなわち、数値方程式とは、例えば F / N = m / k g × α / ( m / s 2 ) {\displaystyle F/\mathrm {N} =m/\mathrm {kg} \times \alpha /(\mathrm {m/s^{2}} )} (2-1a) { F } N = { m } k g × { α } m / s 2 {\displaystyle \{F\}_{\mathrm {N} }=\{m\}_{\mathrm {kg} }\times \{\alpha \}_{\mathrm {m/s^{2}} }} (2-1b) F [ N ] = m [ k g ] × α [ m / s 2 ] {\displaystyle F[\mathrm {N} ]=m[\mathrm {kg} ]\times \alpha [\mathrm {m/s^{2}} ]} (2-1c) のように、物理量の値(物理量の大きさ)を表す数値同士の関係を示した数式、つまり等式ないし不等式である。すなわち数値方程式の各項は物理量の値(物理量の大きさ)ではなく数値である。特によく使われるのは、左辺が単一項の等式であり、これは右辺の複数の数値から左辺の単一の数値を導く方法を示した式になっている。例えば式(2-1)は、「加速度の値を単位 m/s2 で表現した数値」と「質量の値を kg で表現した数値」から「力の値を N で表現した数値」を導き出す。
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