教育方針・主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 14:14 UTC 版)
旧制大島中校長に着任した龍野は、教育理念として「厳訓無処罰」を掲げ、それに懐疑的な教師を説得しながら実践した。具体的には、生徒に「和親」の心を説き、運動競技やプール造成などの奉仕活動に取り組ませた。また、図書館を新設し、生徒会自治会や親の会を結成させた。プール造成は、奉仕活動としての他に、鹿児島以北に進学・就職する生徒の風土の違いからくる健康への影響を懸念して身体鍛錬の水泳をおこなう目的もあった。 また、近隣集落での講話では、「テーチ木を植え,大島紬を盛んにせよ。」「各家庭で養豚に励み,子どもの学資にせよ。」「貧しくても子どもには学問をさせよ。」などと、産業の振興と教育への投資の重要性を主張した。
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