救護所
救護所は地域住民の避難等の措置が決定された場合に避難所内に設けられ、道府県から要請された医療関係者が、避難住民のサーベイランス、スクリーニング及び被ばく線量の測定などを行う。 救護所では被災地住民登録が行われた後、住民に対する問診や放射性物質による汚染の検査が行われる。この結果、身体の表面（頭髪、顔、衣服など）に汚染があると判定された場合には、衣服の更衣や放射性物質の除去、甲状腺放射能の測定などの適切な処置が行われる。さらに詳細な検査が必要な場合には地域専門医療機関に搬送して、必要な処置が行われる。また、緊急時の混乱などにより生じたケガ人など一般傷病者に対しては通常の診断と応急手当てがとられ、症状によっては地域救急医療機関で処置がとられる。
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