改葬後の出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 09:09 UTC 版)
「ベニート・ムッソリーニの死」の記事における「改葬後の出来事」の解説
1966年、ムッソリーニの脳組織の標本が、1945年以来保管してきたワシントンD.C.の聖エリザベス病院(英語版)から、ムッソリーニの未亡人に返還された。未亡人は返還された脳組織(6本の試験管に入っていた)を、ムッソリーニの墓廟に置かれた箱に納めた。歴史家のジョン・フット(英語版)はこの出来事を評して、「ついに、処刑執行から19年後、休まることのなかったベニート・ムッソリーニの遺骸が再び1ヶ所に集められ、ほぼ1体の状態に戻った」と述べた。2009年、検死の際に盗まれた可能性のあるムッソリーニの脳および血液の標本が、eBayにて1万5000ユーロの値段で売りに出されたと報告された。eBay側はこの出品をただちに取り下げたため、誰も入札することはできなかった。ムッソリーニの検死が行われた病院筋によれば、検死の際に採取された標本は全て、1947年に廃棄されたという。ムッソリーニの孫娘であるアレッサンドラ・ムッソリーニは、この件に関して警察が調査を行うことを要請した。
※この「改葬後の出来事」の解説は、「ベニート・ムッソリーニの死」の解説の一部です。
「改葬後の出来事」を含む「ベニート・ムッソリーニの死」の記事については、「ベニート・ムッソリーニの死」の概要を参照ください。
- 改葬後の出来事のページへのリンク