改氏姓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 14:18 UTC 版)
書紀によれば、天武天皇12年(683年)9月2日に、物部首は姓(カバネ)を連に改めた。『新撰姓氏録』大和皇別、布留宿禰の項には、物部首の「男正五位上日向が、天武天皇のときに社地の名によって布留宿禰姓に改めた」とある。書紀はこれについて触れないが、天武天皇13年(684年)12月2日に布留連が宿禰の姓を与えられたことを記す。つなぎ合わせると、物部首、物部連、布留連、布留宿禰という変遷で、物部から布留に改めた時期が1年間の幅で不明となる。なお、天武天皇12年の連姓を賜与された際、同時に氏を物部から布留に改めたとする説もある。 正五位上は大宝元年(701年)以降の位階で、そのままに信じてよいならこの時点まで日向は存命だったことになる。だが『新撰姓氏録』は平安時代の成立であることから、後の制度に合わせて改めた位を取り込んでいる可能性もある。
※この「改氏姓」の解説は、「物部日向」の解説の一部です。
「改氏姓」を含む「物部日向」の記事については、「物部日向」の概要を参照ください。
- 改氏姓のページへのリンク