擬態との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:45 UTC 版)
詳細は「ミューラー型擬態」および「ベイツ型擬態」を参照 アシナガバチやスズメバチは、いずれも黄色と黒の縞模様を持つ。このように、有毒な種が複数いて、それらが共通した派手な色や模様を持っている場合、これらをミューラー型擬態という。これは、複数種が同じ姿をすることで、敵に覚えてもらうためのモデルの数が(即ち敵に襲われる個体の数が)相対的に少なくて済み、また敵側が痛い目に遭う体験の確率も相対的に高くなることが利点であると考えられる。 また有毒ではないものの、有毒な動物の警告色に自分の体色を似せることで、撃退の効果にあやかろうとしている形態も見られる。これをベイツ型擬態(標識的擬態)という。トラカミキリやウシアブなどが色や模様をハチに似せ、あたかも毒を持っているように見せかけることに成功している。ハナアブはどこにでも生息する大変身近な昆虫で、花に飛来したり、飛ぶ際に「ぶんぶん」という音を放つなど習性や外見がミツバチと似ている(よく花壇などで「ハチがいる」などと警戒されることがあるが、実はハナアブであったという場合も多い)。
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