搭載装置と観測能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 07:21 UTC 版)
スオミNPP衛星は、1977年から2011年にかけて打ち上げられた地球観測システムの衛星群を置き換えることを目的とした、最新鋭の衛星群の初号機である。この衛星は地球を一日に凡そ14回周回する。この衛星の5台の画像撮影ミッション機器は、以下のもので構成されている: Advanced Technology Microwave Sounder (ATMS),マイクロ波放射計:全球の湿度および温度モデルを作るのに役立つ。 Cross-track Infrared Sounder (CrIS),マイケルソン干渉計:湿度および気圧を常に観測する。 Ozone Mapping and Profiler Suite (OMPS),イメージング分光器(英語版)の一群:オゾンの空気中濃度を測定する。特に南北両極付近に発生するオゾンホールの位置や大きさを明らかにする。 Visible Infrared Imaging Radiometer Suite (VIIRS),22チャンネルの放射計: 赤外線と可視光線領域の波長での画像データ収集。大規模な山火事、流氷、海氷、氷山の動き、地形の変化を追跡する。 Clouds and the Earth's Radiant Energy System (CERES),放射計: 日射反射および地球からの放熱を含んだ熱放射を探知する。
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