提出の前後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/28 18:26 UTC 版)
修士論文の提出時期は様々である。3月修了の場合、毎年12月〜1月に提出されることが多く、9月修了の場合、6月~7月となることが多い。修士論文を提出後は、おおむね2人以上の教授らによる「口頭試問」が行われる他に、大学院によっては修士論文の発表会などを、広く公開して行う場合もある。修士論文が受理された後、各専攻ごとに試験などが課されることもあるが、それらの2つを条件に修士号が授与される。なお大学院でも単位が必要なため、修士論文を提出しても修了できないケースも考えうる。その場合は原級にとどまって単位の取得を目指すか、修士論文提出のみで退学するかのどちらかになる。 基本的には博士論文と違って公刊されないため、非公開の修士論文の成果は既発表と見なさない場合が多い。そのため修士論文の成果を、学内紀要や学会誌などに投稿し、学術論文として発表する例も多い。要旨集などは多くの大学院で公開されるが、修士論文そのものの保管を行うかどうかは、各大学院に委ねられる。そのため複写に著作者の許可が必要なのはもちろん、閲覧についても著作者自身の許可が必要なことが多い。一方で、大学の図書館に修士論文を配架して、公衆の閲覧に供している大学もある。
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