排気ガス規制
1940年代にアメリカのロサンゼルス市で発生した、自動車の排ガスとして排出される窒素酸化物と炭化水素に起因する光化学スモッグにより目やのどへの刺激が社会問題となり、その後人体に直接有害である一酸化炭素も含めて、アメリカ全州において排気3成分を76年末までに未規制レベルの10分の1に低減させるという法案(マスキー法案)が採択され、世界の排気規制の糸口となっている。日本では、70年代からロサンゼルス型の光化学スモッグの発生がみられるようになり、アメリカと同様、未規制レベルの10分の1にする法規制が78年(昭和53)以降実施されている。平成12年度からはそれらの値をさらに60~70%低減させる平成12年度規制も実施されている。ディーゼルエンジンを用いている乗用車、バス、トラックは、さらに微粒子とスモークの排出が規制の対象になっている。
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